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Andy Shauf [CANADA]


Party

Party

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Anti
  • 発売日: 2016/05/20
  • メディア: CD


   久しぶりにあった人から、「これいいですよ。きっと気にいると思います」と
紹介されたアルバム。 そんなことを言ってくれることも気分がいいのですが、
そのアルバムが、本当にその通りだったので、幸せな気持ちになりました。

  Andy Shauf はカナダ出身の若手 SSW のようで、発売されたレーベル
は、Tom Waits などもリリースしているアメリカの ANTI 。 手触りのいい
ジャケットにデッサンのようなイラストだけで、期待感は高まりますが、その
内容は自分好みの内省的なサウンド。 今にも息絶えてしまいそうな儚さ
と、シンプルで朴訥としたサウンドが寄り添うようにからまって、まるで1970
年代のような淡い広がりを作り出しています。

  このようなサウンドを「アシッド・フォーク」と一言でくくってしまうのは、
もったいない気がします。 別に心が病んでいるわけでもなく、ましてや
ドラッグに頼っているわけでもなく、ただ生き方として、このようになるしか
なかったカナダの青年の心をそのまま受け止めて、リスナーは自分の
日常に薄いヴェールをかぶせるような仕草をしつつ、ゆったりコーヒー
でも飲むのがいいのでしょう。

  友達や恋人と聴くような音楽ではありませんが、季節の変わり目に
ふと立ち止まった自分に気がついたとき、Andy Shauf の「The Party」
が邪魔をせずに語らいかけてくるとすれば、そんな最高の演出を仕込んだ
自分自身をもっと好きになることでしょう。



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Tobias Jesso Jr. [CANADA]


Goon

Goon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MUSICSTORE
  • メディア: CD



  カナダのバンクーバー出身の新進 SSW が2015年に発表したデビュー・アル
バム。 極力無駄を省いたシンプルなサウンドが話題になり、MUSIC MAGAZINE
などでも高い評価を得ていたような覚えがあります。

  「Goon」というタイトルのアルバム。 ジャケットに映った Tobias Jesso Jr. の
陰鬱な表情からは、自らの手で人生を終わらせてしまいそうな予感すら感じます。
その雰囲気はアナログ盤サイズのジャケットで見るとなおさらです。 Matthew Jay
みたいにならないでほしいと、余計な心配をしてしまいました。
  
  アルバムは「Can't Stop Thinking About You」に代表されるようなピアノの
弾き語りスタイルがほぼ全編を貫いています。 27歳で始めたというピアノは自分
でも弾けてしまうと思えるほど、音数が少なく、またゆったりとしたもの。 やや奥ま
った感じで録音したボーカルも、うっすらと陰りを感じさせ、かなり内向きな内容であ
ることは間違いありません。

  とはいえ、シンプルでわかりやすい楽曲が並んでおり、いつの間にかぐいぐい
と引き込まれてしまうような魔力がここにはあります。 全曲が彼のオリジナルです
ので、「Without You」、「Can We Still Be Friends」といった曲は有名曲のカバーで
はありません。

  「Holywood」という曲がとくに評価が高いようですので、興味ある方は下記をどうぞ。



  個人的にはこの曲。




Destroyer [CANADA]


Kaputt

Kaputt

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Merge Records
  • 発売日: 2011/01/25
  • メディア: CD


   カナダのベテラン SSW によるユニットとタワレコの店頭で紹介されていたアルバム。
Destroyer がタイトルでアーティスト名が Kaputt だと思って買ったのですが、どうやら逆
でした。 しかしひどいネーミングです。 僕のように中年になると、デストロイヤーで思い
出すのはあの覆面レスラーしかないですから。

   この Destroyer がスタートしたのは1995年のバンクーバーでのこと。 Daniel
Bejar を中心とするユニットで、本作が9枚目だそうです。 彼らの音には初めて接した
ので、当然ながらサウンドの変遷などがわかりません。 ただ、ネットで調べてみると、
かなり変化しているようで、ドリーミーだとかチルウェイヴといった形容をされています。
たしかに、Bon Iver のようなサウンドがグラミー賞にノミネートされ、それなりに知名
度を上げているのは、世の中にあふれた人工的なデジタル音に対する拒否反応なの
かもしれません。 あるいはバランスをとる意味で必要性が増してきたみたいな。

   しかし、このアルバムは大名盤!  音のシンプルさと、奥のほうで響くトランペット
やフルートなどの生音、そしてゆったりと刻み続けるリズムが心地よいです。 Felt の
ようなネオアコの雰囲気もありつつ、Fra Lippo Lippi の最初期のような凍てつく感じも
ただよったりします。 でも一番近いものを感じるのは Perry Blake の名盤「California」
かもしれません。 音の魔術師的なエコー感が似ているかなあと。
  そんなことを考えつつ、これは久しぶりに発見されたドライブ・ミュージックかな
と思うのは、さきほどまで降り続いていた雪を見ていたせいかもしれません。 雪に
覆われた高原をロングドライブするときの BGM としては最高でしょう。

  さすがカナダです。1970 年代から良質な SSW を生み出してきた北国の伝統を
見せつけられました。 ぜひ、Tony Kosinec のカバーでもしてもらいたいものです。


Ron Sexsmith [CANADA]


Long Player Late Bloomer

Long Player Late Bloomer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Thirty Tigers
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: CD


  CD がリリースされたら迷わずに購入するというミュージシャンも少ないですが、
Ron Sexsmith はそのひとり。 店頭で試聴しようなどとは思わずに、即ゲットです。
  春にリリースされたこともあって、珍しくカラフルなジャケットながらも、いつもの
憂鬱そうな表情はそのままです。 これが、かえって安心感につながるのも彼の
唯一無比の個性と言えるでしょう。

  アルバムは疾走感のあるフォークロック調「Get In Line」や「The Reason Why」
で軽快にスタート。 中盤以降は徐々にしっとりし始める感じですが、ラスト前の
「Love Shine」でハイライトを迎える感じです。 すでに聴くのは10回目くらいですが、
Ron Sexsmith の持ち味は、聴くたびに味が出てくるところでしょう。 10回目くらい
になると、味がしみこんだおでんの大根のように、たまらない味わいに満たされます。
  
  正直、最初聴いたときは、今回はいまいちかなあ、と思ったのですが、こうして
熟してくると何の問題もありません。 これが、Ron Sexsmith の音楽の魔法なので
しょう。 多作なのにクオリティが落ちない稀有な存在の Ron Sexsmith の才能に
惜しみない賛辞を送りたいと思います。

  ところで、クレジットのなかに発見したのですが、「Eye Candy」という曲のバック
コーラスに、Don Sexsmith という人物が参加していました。 Facebook にも彼の
名前がありますが、どうやら父親のようですね。 もちろんフレンド・リクエストはしま
せんけど。


Cowboy Junkies [CANADA]

  桑田佳祐や aiko の新作でにぎわう渋谷のタワーレコードで、僕がたった1枚
買ったレコードは、Cowboy Junkies でした。 まだ活動していたかという驚きと
感謝と、ジャケットの素晴らしさで即購入。 Timmins きょうだいも3人全員が残って
いて、安心しました。

  このアルバムは、2009年になくなった SSW の Vic Chesnutt に捧げる作品で、
全曲彼のカバー曲集となっています。  Vic Chesnutt の音はまったく聴いたことが
ないので、比較はできませんが、ゆったりした大河のような懐深い楽曲が多いという
印象です。 実は、彼は18歳の時に交通事故に会い、下半身不随となってしまったの
ですが、それを克服し音楽活動を続けてきた人のようです。 享年45歳ということで
、僕と同じ年に生まれていたことを知りました。 Vic Chesnutt については、あまり
多くが語られていないようなので、機会があれば探求してみたいと思います。

  そのVic Chesnutt に対する愛情と敬意がたっぷり詰まったCowboy Junkies の
新作ですが、サウンドに大きな変化はなく、オルタナ・カントリーの先駆者としての
存在感はより増しているような気がします。
  ちなみに、本作は、「The Nomad Series」と名づけられた一連のコンセプト・アル
バムの2作目にあたるものでした。 このシリーズは、2010年の5月から2011年の
11月までの18ヶ月間の間に、4枚のアルバムをリリースすることが計画されている
ようです。 女の子がヒョウをマフラーのように背負っているジャケットが素晴らしい
のですが、きっとこのシリーズはこのコンセプトで進むのでしょう。
  4枚揃ったらボックスにして保管したくなりますね。 そうなると、Disk Union さん
の出番でしょうか。


Demons

Demons

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Razor & Tie
  • 発売日: 2011/02/15
  • メディア: CD



Daniel Powter [CANADA]

  何を今さら Daniel Powter ? と言われてしまうのは覚悟のうえ。
一応、弁明をさせていただくと、このアルバムがこんなにヒットする前に、いちはやく
買っていたのですよ、私。 しかし、そんな証拠があるわけもなく、うーん、
でもいいアルバムですよね、と言うしかありません。
 買った理由は、プロデューサーの Mitchell Froom の名前です。 買ってから
気がついたのですが、drumsには、Pete Thomas のクレジットも!
 ということで、ひっそりと愛聴するつもりが、全世界での大ヒット。 これだから
音楽はわかりませんね。 
 さきほど帰宅する途中で聴いていましたが、冒頭の「Song 6」「Free Loop」
そして大ヒットの「Bad Day」と続く、3曲の並びだけで、名盤といわざるを得ない
でしょう。 ちょっと悔しい気分もありますが、売れる売れないは関係なく、
良いものは良いと素直に思います。  でも後半はやや息切れかなあ。

Daniel Powter

Daniel Powter

  • アーティスト: Daniel Powter
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2006/04/11
  • メディア: CD


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