So-net無料ブログ作成
検索選択

The Milk Carton Kids [USA]


Ash & Clay

Ash & Clay



   どこかのサイトか、CDショップの店頭かで、「現代のサイモンとガーファンクル」
と紹介されていた新人二人組のデビュー作。 安易なキャッチコピーには心は動か
なかったのですが、この淡いジャケットとバンド名、そしてタイトルからして、ある程度
想像できるなあと思って手にしてみました。

  このジャケットは、イギリスのネオアコ・バンド「Eyeless In Gaza」の「Back
From The Rain」 をおとなしくしたような印象です。 紙ジャケットの肌ざわりも
アナログ・レコードのぬくもりを感じます。

  そんな The Milk Carton Kids は Kenneth Pattengale と Joey Ryan
によるアコースティックなデュオ。  ほとんどの楽曲でふたりがハーモニーを
奏で、美しいギターの音色とボーカルだけの淡いサウンドが延々と繰り広げ
られます。 クレジットには、Kenneth が1954年製の Martin 0.15を、Joey が
1951年製の Gibson J45 を弾いていることが自慢げに明記されており、その
ギターを大切に保管しメンテナンスしてきた Norik Renson なる人物の好意
であることもさりげなく触れられています。

   こうしたビンテージ楽器の代表格はもちろんヴァイオリンですが、ポピュラー
音楽の世界でも徐々にこうした現象が見られてくるのでしょう。 デジタルに
慣れきった音楽シーンへのアンチテーゼなのか、アコースティックなサウンドを
追及した先にたどりついた原点回帰なのかはわかりませんが。

   さて、このアルバム。 何と言えばいいのか、悪くはないのですが、さすが
にメリハリ不足という印象はぬぐえません。 午後の紅茶タイムのようにまどろむ
気分には最適なのですが、そのまま眠りに落ちてしまることを推奨しているかの
ような作品に仕上がっています。

   昨今では、アコースティックなグループがグラミー賞をもらったりしているので
、そうしたマーケットを虎視眈々と狙っているのか、趣味が高じてデビューにたどり
ついただけなのか、まったくわかりませんが、彼らの実力と行く末については、
もっとわかりません。 

   気にはなるので、次の作品が出たら必ずチェックしようと思いますけど。
そういえば、Williams Brothers という似たようなバンドがいましたね。 ふと思い出し
ました。 彼らは何をしているのでしょうか。



メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。